演奏家派遣アウトリーチ事業 について

演奏家派遣アウトリーチ事業とは、ホールでの演奏会や学校の体育館での音楽鑑賞会とは違い、音楽室やロビーなどで生の演奏を間近に聴いたり、音楽や楽器にまつわる話などを演奏家から直接聴く機会をつくることによって、音楽ファンを増やしていこうという事業です。

熊本県立劇場では、2009年度からオーディションで選ばれた熊本県内在住や県出身の登録アーティストが、県内各地でアウトリーチ活動を展開してまいりました。2024・2025年度に新たに登録された3名のアーティストを紹介します。
 

 

2024・2025年度 登録アーティスト

トランペット/木原朱音(きはらあかね)

熊本県熊本市出身。熊本北高等学校を経て東京音楽大学を卒業。
尚美ミュージックカレッジ専門学校コンセルヴァトアールディプロマ科修了。
全日本中学生・高校生管打楽器ソロコンテスト高校生部門第20回・第21回に九州代表として出場、優秀賞を受賞。第49回熊日学生音楽コンクールにおいて全部門合わせたグランプリ熊日大賞受賞。
2023年小澤征爾音楽塾オペラプロジェクトXIX「ラ・ボエーム」、子どものためのオペラ(セイジ・オザワ 松本フェスティバル)に参加。成績優秀者によるディプロマ・フレッシュコンサート2022 、2023に2年連続で出演。第60回熊本県新人演奏会に出演。
これまでにトランペットを西村康代、津堅直弘、Andre Henry 、栃本浩規、高橋敦の各氏に師事。室内楽を津堅直弘、Andre Henry 、荻野晋の各氏に師事。

 

ソプラノ/髙木佳央理(たかきかおり)

東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程独唱専攻修了。
在学中、旧奏楽堂、奏楽堂にてうたシリーズ、木曜コンサートなど多数のコンサートに出演。九電ふれあいコンサートにて九州交響楽団と共演。第51回熊本県新人演奏会に出演。第3回バーゼル国際声楽コンクールプロフェッショナルの部入選(特別審査員のメゾソプラノVesselina Kasarova氏よりハイスコアとともに“Sehr Schöne,klare und saubere Stimme.”『とても美しくクリアで透明感のある声』と評価される)及び入賞者披露演奏会に出演。
第5回日本奏楽コンクール声楽部門一般Aの部第2位。第2回ジュディッタ・パスタ記念熊本復興国際オペラ歌手コンクールにて特別賞(くまもと未来賞)受賞。第32回、第37回飯塚新人音楽コンクール声楽部門入選。第8回東京国際声楽コンクール歌曲部門最高位受賞。
日本声楽家協会2017年度研究員優秀者による日声協リサイタルシリーズにてソロリサイタルを開催。日本声楽家協会推薦のもと第274回アルテリーベ東京月曜フレッシュコンサートにてソロリサイタルを開催。第35回声とピアノのアンサンブル秋山隆典&服部容子に賛助出演。
現在、日本声楽家協会研究員に在籍。日本声楽アカデミー会員。

 

クラリネット/中野絢寧(なかのあやね)

熊本県熊本市出身。9歳よりクラリネットを始める。
昭和音楽大学音楽学部弦・管・打楽器演奏家Ⅰコースを卒業。これまでにクラリネットを田尻洋一、春日香南、藤井一男、関口仁、加藤明久、近藤千花子の各氏に師事。フィリップ・ベロー、マイケル・コリンズ両氏の公開マスタークラスを受講。第25回浜松国際管楽器アカデミーにてマイケル・コリンズ氏のクラスを修了、講師推薦プレミアムコンサートに出演。
第10回九州音楽コンクール最優秀賞、第4回K木管楽器コンクール優秀賞、ザルツブルク=モーツァルト国際室内楽コンクール2021特別賞。第22回大阪国際音楽コンクールアンサンブル部門エスポアール賞。
第58回熊本県新人演奏会に出演。
ヤマハミュージックジャパンインストラクター。